kubonoのブログ

呼吸するようにふざけるため、ふざけてるのか呼吸してるのか時々分からなくなります。

【コラム】中学生の自分からの手紙

 

3年前だったか。

久しぶりに母校の中学に同級生と遊びに行ったら、当時の先生たちがまだ全員現役で働いていた。

 

「すげーな先生たち。昔と全然変わってないじゃん」と、挨拶しながら感動してたら、中学のときの担任に「これ」と言って手紙を渡された。

 

「なんですか、これ」

「なんだ。憶えてないか?お前が中学のときに書いた10年後の自分への手紙なんだけど」

 

憶えてるわけがない

そもそもそんな地獄みたいなものがなぜこの世に存在するのか。

「そんなの絶対もらいたくない。いらないいらない勘弁してくれ」と再三押し問答を繰り返したが、最後には元担任の

「俺だっていらない」

の一言で渋々受け取ることとなった。そりゃそうだ。

 

しかし、受け取ったところで読みたくはない。一人暮らしの家に持ち帰ったその手紙は、本棚の奥にひっそりと隠された。

誰にも見つからないように。自分自身でも間違って取り出さないように。と。

 

そして、それから3年。

今の家を引っ越すために荷物整理をしていたら、とうとうそれが出てきてしまった。

 

これ。

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やばい。

やばいオーラしか感じない。

 

しかしこれはもう、出てきたからには覚悟を決めて読むしかない。

黒歴史の予感しかないが、私は10年前の自分が今の自分へと宛てた手紙を読むことにした。

 

 

(以下が実際の手紙の内容になります。ただし、個人を特定されないよう、内容が変わらない程度に少し修正を加えています)

 

 

・・・・・・

 

10年後の自分へ

あなたがもしも頑張って勉強して、無事に高校から大学に行っていたなら、今は大学で国家試験の勉強をしているのかもしれません。

試験のために頑張っているのだとしたら、私はとてもうれしいです。

 

さて、そんなことよりも、まさか勉強ばかりに気を取られて、本来の夢を忘れてはいませんよね?

もしもその大事な夢を諦めたというのなら、今の私は未来の私を許しません。自分で自分を殴りなさい。

 

国家資格を得て安定した収入を得る。

これは確かに私にとってとても大事なことです。

けれどあなたが持つ夢は、それよりももっと大事なことのはずです。

国家試験、頑張ってください。

そして夢も、失くさないでください。

 

・・・・・・

 

 

正直、とてもびっくりした。

私の憶えている中学の頃の自分は、毎週カレイドスター鋼の錬金術師ワンピースを楽しみにしているだけのバカだったから、まさか当時の自分がこんなにちゃんとした文章を書けるとは思わなかった。

 

そして、うっかり泣いてしまった。

 

そっか、夢か。と。

そういえば夢なんて、久しく忘れていたんだな。と。

そこそこにブラックな企業で働いて、業務に忙殺されるうちにすっかりそんなこと忘れてしまっていた。

ごめんね、中学の頃の自分。

自分で自分を殴るのは痛いからしないけど、お前の夢を果たせるのは私しかいないんだよね…。

でもね、中学の自分。

世の中には悲しいけど、どうしても果たせない夢もあるんだよ。

 

だからね、悲しいけど、お前の夢

松山ケンイチと結婚する夢は、残念だけどもう果たせないよ。

 

10年前のお前はまだ知らないだろうけど、松ケンは小雪と結婚するよ。そしてすぐ子どもが産まれるよ。

悲しいけどそれが現実なんだ。ちなみに、10年たってもお前は本物の松山ケンイチに会ったことはないよ。

そしておそらくこの先もきっと会うことはないよ。

 

そんなことを考えると、涙が止まらなくなったので、今日はもう寝る事にした。

 

 

 

この記事を書いた人

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クボノ。映画とマンガとアニメとゲームをこよなく愛するカレイ
一番好きな松山ケンイチは「デトロイトメタルシティ」の時。